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【簡単理解】3分でわかるダーツクリケットのルールとは?ルールを簡単解説!
本記事は、ダーツクリケットのルール・戦法の解説に特化しています。
こんな方におすすめ
- クリケットのルールがわからない
- クリケットの戦法がわからない
- クリケットの用語が知りたい
クリケットとは?
クリケットは、ダーツのメジャーなゲームの1つで、プロの大会でも採用されています。
点数の入る枠が限られている分、難易度はカウントアップやゼロワンよりも高いですが、ゲーム性が高く非常に奥の深いゲームでもあります。
クリケットの基本ルール
クリケットはよく「陣取り合戦」という表現をされます。そんなクリケットの基本ルールを見ていきましょう!
クリケットで使う数字(クリケットナンバー)
クリケットでは、15~20とブルだけを使用します。
このことから、15~20はクリケットナンバーと呼ばれることもあります。
クリケットではブルの扱いを、シングルブルとダブルブルに分けて考えます。
そのため、シングルブルは25点、ダブルブルは50点です。
ポイント
クリケットでは、15~20とブルのみを使用
クリケットの「マーク」とは
クリケットでは、ダーツがクリケットナンバーにヒットした際に「マーク」という数え方をします。
シングルに入れば1マーク、ダブルに入れば2マーク、トリプルに入れば3マークといった具合です。
つまり、1ラウンドで獲得できるマークの最大は、トリプルに3本で9マークということになります。
例
- 3本が「20・20W・20」だった場合→1+2+1=「4マーク」
- 3本が「18T・19W・20」だった場合→3+2+1=「6マーク」
マーク獲得数を表にまとめるとこの通りです。
入った場所 | マーク数 |
シングル/シングルブル | 1マーク |
ダブル/ダブルブル | 2マーク |
トリプル | 3マーク |
的の名称がわからない方はこちらを参考にして下さい。
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クリケットの基本は「陣取り合戦」
クリケットでは、得点するまでの流れが以下のようになっています。
step
1同じクリケットナンバーorブルに累計3マークを獲得する(「オープンする」といいます。)
step
2オープンしたナンバーにさらにマークすることで、得点が加算される
例
- 1ラウンドで「20・20・20」だった場合
→20を3マークなので、20がオープン(次回以降20で得点できる) - 1ラウンドで「20T・20・20」だった場合
→20を5マークなので、20がオープン(3マーク分)+40点獲得(2マーク分) - 1ラウンドで「18W・18・18」だった場合
→18を4マークなので、18がオープン(3マーク分)+18点獲得(1マーク分)
また、同じナンバーをプレイヤー全員がオープンすることはできません。
例
- 2人対戦の場合→先にオープンした人だけがそのナンバーを使える
- 3人対戦の場合→1番目と2番目にオープンした人がそのナンバーを使える
- 4人対戦の場合→1番目と2番目と3番目にオープンした人がそのナンバーを使える
このように各プレイヤーがナンバーを取り合う様子から陣取り合戦のように見えるわけです。
また、15~20のクリケットナンバーはトリプルに入れることで1本でオープンすることができますが、ブルはシングルとダブルしかないため1本ではオープンできないという点も押さえておきましょう!
相手の陣地を「クローズする」
先ほど、同じナンバーを全プレイヤーがオープンすることはできないとお伝えしました。
しかし、相手に取られたナンバーを放置するしかない、というわけではありません。
例えば、
2人対戦で先に相手が20をオープンしている場合、自分が20に累計3マークした場合、それ以降は相手も自分も20では得点ができなくなります。
言い換えれば、相手の陣地を奪って自分のものにすることはできませんが、潰すことはできるということです。
これをクローズするもしくはカットすると言います。
3人以上でプレイする場合も同様で、最後の1人が累計3マークした場合(全員が同じナンバーを3マーク以上している場合)、そのナンバーはクローズされます。
クリケットのスコアの数え方と勝利条件
ここまでのおさらいですが、クリケットでのスコアの数え方のポイントは以下の通りです。
スコアの数え方のポイント
- クリケットナンバー・ブル以外は得点が入らない
- 自分がオープンしているナンバー・ブル以外では得点が入らない
- ブルはシングルブルとダブルブルを区別する
このポイントを押さえたうえで、基本的にはカウントアップなどと同じようにマークしたナンバーの分だけスコアが獲得できます。
もちろん、ダブルやトリプルもきちんと2倍・3倍で計算されます。
そのうえで、クリケットの勝利条件は以下の2つです。
クリケットの勝利条件
- スコアが勝った状態で最終ラウンド(基本は15or20ラウンド)までを終了する
- スコアが勝った状態ですべてのナンバーをオープンもしくはクローズする
1つ目の条件はカウントアップなどと同じなのでわかりやすいかと思います。
2つ目の条件も、基本的に理屈は1つ目と同じです。
自分がスコアで買った状態ですべてのナンバーをオープンもしくはクローズしているということは、相手はこれ以上得点することができない状態です。
そのため、最終ランドまで続けなくてもその時点で勝敗が確定するというわけですね。
クリケットの用語の解説
クリケットで使われる用語を解説します!
マークの数え方
マーク数 | 読み方 |
1マーク | ワン マーク |
2マーク | トゥー マーク |
3マーク | スリー マーク |
4マーク | フォー マーク |
5マーク | ファイブ マーク |
6マーク | シックス マーク |
7マーク | セブン マーク |
8マーク | エイト マーク |
9マーク | ナイン マーク |
クリケット特有の用語
用語 | 意味 |
WHITE HORSE(ホワイトホース) | ダーツ3本を別のクリケットナンバーの トリプルに入れる9マーク |
THREE IN A BED(スリー イン ナ ベッド) | ダーツ3本を同じクリケットナンバーの トリプルに入れる9マーク |
TON80(トンエイティ) | ダーツ3本を
20のトリプルに入れる9マーク |
プッシュ | 点数を追加すること |
オーバーキル | 点差が200点以上になると、有利な側の
それ以上の加点が無効になるルールのこと |
クリケットの戦略
クリケットでは、いわゆる先行逃げ切り型の戦略がよく使われます。
手順
step
120.19.18.17.16.15.ブルの順に攻める(先に20をオープンされたら19を攻める、といった流れ)
step
2相手の点数を超えるまではプッシュする
step
3相手の点数を超えてから、相手のナンバーをクローズする
step
4空いているナンバーがあればオープンする
ポイント
いくら相手のナンバーをクローズしたり新しいナンバーをオープンしても、点数で負けていては勝てません。
そのため、まずは点数を確保してから相手を封じていくというのがおすすめの戦略です。
クリケットの種類
クリケットにはいくつかの種類があります。
ここまで解説してきたのが、一般的な「スタンダードクリケット」のルールです。
他のクリケットのルールも紹介していきます!
カットスロートゲーム
3人以上でプレイする場合によく使われるルールです。
3マークでナンバーをオープンするところまでは同じなのですが、それ以降は自分に点が入るのではなく、そのナンバーをオープンしていないプレイヤーに点数が入ります。
勝利条件はスタンダードとは逆で、以下の2通りです。
勝利条件
- 点数が1番低い状態で最終ラウンド(基本は15or20ラウンド)までを終了する
- 点数が1番低い状態ですべてのナンバーをオープンもしくはクローズする
他のプレイヤーがオープンしたナンバーを自分もオープンすることで自己防衛ができるため、戦略性が高く盛り上がりやすいゲームです。
ランダムクリケット
ランダムクリケットは、使用するナンバーがランダムで決まるクリケットです。
その他のルールはスタンダードクリケットと同じとなっています。
狙いなれたナンバーではない難しさもあり、場合によってはナンバー間の差が大きくなることもあり、正確さがより一層求められます。
ヒドゥンクリケット
ヒドゥンクリケットは、ランダムクリケットと同じく使用するナンバーがランダムで決まります。
それに加えて、最初の段階ではナンバーが隠れており、どのナンバーが指定されているのかわかりません。
指定されたナンバーに誰かが1本でも入れればその数字が見えるようになるという、運に左右されるゲームです。
まとめ
クリケットはダーツの精度が求められるゲームなので、最初は難しいと感じるかもしれません。
しかし、戦略性の高さ・相手と戦っている臨場感はとても素晴らしいので、興味を持った人はぜひプレイしてみてください!
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